未経験の分野への創業で当初目標2倍の売上を達成

事例

合同会社エム・システム

代表者:宮田 正一(みやた まさかず)
住 所:熊本県八代市古閑中町846-14
電 話:0965-34-1880

長年営んできたピアノ販売と調律事業の経営が悪化する中 知人の誘いもあり、第二創業を検討

相談者は、長年個人事業として営んできたピアノ販売と調律事業の経営悪化で、廃業を考えていた時、知人から防草機能を持つ製品を取り扱う事業経営の誘いを受けた。しかし、経営が成り立つのか不安があり、八代商工会議所主催の創業塾を受講。その講師を務めていたCoから、「この事業は、時代のニーズに合っており、やり方次第で大きな伸長が期待できる」と意見をもらったことから、具体的な創業計画の相談のために当拠点を訪れた。

 

市場環境を踏まえたメインターゲットの選定・訴求・認知、 代理店型ビジネスの差別化等が課題

Coは、相談者のビジネスは、商品を仕入れて施工する代理店ビジネスとなるため、収益確保には仕入先との価格調整が必要であり、競合他社が出た場合に備えた差別化が重要と分析。また、顧客ニーズを分析した結果、高齢者所帯では、所有地の草取りに大きな負担がかかり、その作業依頼に困っている者が多いことも判明。
その結果、①市場環境を踏まえたメインターゲットの選定、②ターゲットへの訴求と認知、③代理店型ビジネスの差別化、④設備投資や運転資金の確保が課題であるとした。

事例1:施工前
事例1:施工後

「個人の高齢者宅」をメインターゲットに、商品のOEM供給や 新規顧客開拓エリアの独占販売権取得等を提案

Coは、開業当初は「個人の高齢者宅」をメインターゲットにしていくことや高齢者が手に取りやすい地元自治体の広報誌で宣伝するよう提案。事業戦略としては、価格競争に巻き込まれない代理店型ビジネス戦略の立案、商品の製造元からOEM供給を受けることや新規顧客を獲得した都道府県について独占販売権を取得することも提案。また、運転資金の確保に向けては、不足する資金を洗い出し、再度、事業計画書をブラッシュアップして同商工会議所や地元金融機関等と連携し、融資を受けることを提案。相談者は、当拠点や同商工会議所の支援を得ながら、Coの提案を実行した。

 

地元金融機関からの融資で無事創業 創業1年目で期末売上高は当初目標の2倍!

地元金融機関からの融資を受けた相談者は、無事創業。地元自治体の広報誌を中心に広告を展開した直後から、狙い通りのターゲット層から問い合わせが相次ぎ、これまでに36件の施工を実施した。
また、Coが他企業とのマッチングを提案。これによって相談者は商談が成立し、2件の太陽光設備会社の施工を受注。その結果、初年度の売上目標を8か月後には達成し、期末売上高は目標の倍となる見込みだ。

事例2:施工前
事例2:施工後
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