大塚家具倒産危機報道にみる資金繰り
こんにちは、コーディネーターの橋本です。
先日、大塚家具が倒産危機報道がありますね。
無借金経営の大塚家具がなぜ?
企業が大きかろうが小さかろうが、キャッシュがなくなれば倒産を避けられない!
大塚家具の29年12月期決算において、年間粗利益額200億円(売上は410億円)に対して、現金預金が19億円しかない(30年3月末には10億円まで減少)。
驚くべき事になんと月商の3分の1しかないのです。しかも毎月4~5億円の営業赤字と出血がずうっと続いているのです。生きた心地がしませんね。
当社は無借金経営と言われてますが、金融機関借入に代えてオペレーティングリースの利用が多く、実際には多額の借金を抱えている実態があったようです。リース料支払いが年間90億円あるようです。粗利の半分も。
※オペレーティングリースとは、ファイナンスリースと違い、対象の施設、設備等をリース資産として資産計上が不要。つまり事実上の負債。
これだけキャッシュがなくなれば、輸血が必要ですね。
金融機関からは50億円の借りれる枠があるそうですが利用されてないようです。
なぜ?
じゃあ130億円ある在庫の叩き売りででもキャッシュを確保しなければ、資金ショートでバンザイですが。
何故在庫一掃しないのでしょう?不良在庫?
我が家も30年来の顧客でこれまで購入した家具については、アフターフォローのリペアまで含めて満足度は大変高いものがあります。
創業の原点に立ち帰って、お客様に良質な商品サービスを提供する大塚家具の事業存続を願うばかりです。
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